俺が最強すぎて、街が地獄になった件〜正義は必ず勝つはずなのに、俺が勝ってもいいのだろうか～

「街の悪人どもよ、震えて眠れ――」

　中学三年生・表ヒロミチは、受験を控えた少年でありながら、県警特別措置課独立行動小隊『不良キラーズ』の一員。
　彼の使命はただ一つ。「不良を見つけ次第、チェーンソーで叩き潰すこと。」

　そんな彼の前に現れたのは、五十人の最凶不良軍団『レボリューショナルバッドボーイズ』。

「お前たちのやっていることは、It’s テロリズム」

　正義と悪が交錯する夜、戦いのゴングが鳴り響く。

　だが、物語はそれだけでは終わらない。
　次第に彼を包むのは、血塗られた宿命か、それとも己の矛盾か。

「俺はもう誰も殺さない、何も壊さない」

　そう呟く少年の背中に、誰も知らない涙があった――。

　そして、狂気の実験が始まる。
　兵庫県姫路市を混沌へと突き落とす、悪魔のマ…続きを読む