概要
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- ★★★ Excellent!!!その霧の向こう側には。
ある店で、かつて漁師だったという男性から奇妙な話を聞いた。
男性はある島の一本釣り漁師だった。仏滅に漁に出る時には、値の張る酒を海に捧げてから漁に出ていた。その行為は、海の霧にまつわる言い伝えに関係していた。
男性はいつものように漁に出ていて、いつも通り作業していた。しかし、ふと海を見ると、海の色が暗く濃くなっていた。おかしいと思って顔を上がると、辺りは霧に包まれていた。これでは他の船とぶつかる危険性がある。そう判断した男性は笛を吹きながら船を島の方に向けた。しかし、島とは反対の方から男性を呼ぶ声がしている。
果たして、男性はどちらに向かうべきなのか?
作者様が描く作品の安…続きを読む