概要
たとえあなたに愛されなくても、私はあなたを救いたい……
アヤカシの血を引いている家々は特殊な能力を使うことができる。
風を操り神通力を使う天狗木家もそのひとつ。
しかし五十鈴は天狗木家の異端児として母が死んでから虐げられて使用人として働いていた。
五十鈴は天狗木家の力を使えない代わりに、ある特別な力を使うことができたが、それは秘匿されていた。
そんな時、弥蛇山の当主である千蔭が突然やって来て、売られるような形で嫁がされた五十鈴。
しかし弥蛇山家はアヤカシの血を引く者達から嫌われた存在で千蔭は特殊な病を患っていた。
五十鈴は何故か『巫女』と呼ばれ、天狗木家の扱いとは一転、宝物のように大切にされる。
戸惑いつつも千蔭との距離が縮まっていき──?
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