祖国で悪魔を封じ込めた宝玉が、穢れると悪魔の力が漏れ悪影響を及ぼすと謂れ、歴代王妃始め貴族の令嬢に宿る聖女の力で、その宝玉が穢れない様、宝玉を安置する室にて祈りを捧げる事が、王妃の義務とされた。皇太子の許婚のヒロインは、王妃からの命で、連日宝玉への祈りを続けていたが、王太子がヒロインの義妹を王太子妃にすると宣言し、ヒロインとの婚約を破棄。その場を離れたヒロインに、隣国の王太子が言い寄る。聞けば、この王太子と妹の王女に悪魔の呪いに悩まされているとの事。ヒロインは聖女の力にて両名の呪いを解呪に成功。その後同国内の悪魔の気配の排除し、王族から絶大なる信用を得る。一方ヒロインを失った祖国では、ヒロイン以上の聖女の力があり、例の宝玉を破壊し得ると見なされ、ヒロインから王太子の婚約者の地位を奪った義妹が宝玉の穢れを浄化出来ず、悪魔の力が宝玉から溢れ、国民に悪魔の呪いの影響が漲り、義妹も悪魔に取り憑かれるに至った。祖国の危機にヒロインが聖女の力で宝玉と悪魔に憑依された義妹諸共滅却。祖国は悪魔の呪いで荒廃した国土と疲弊した国民、及び隣国にも迷惑を掛けた事に対して、独自復興を断念し、隣国との併合を決意。ヒロインは両国の英雄として、それまでもお互い想い合っていた隣国の王太子と婚約、結婚し、王妃として幸せとなるストーリーに感動しました。