概要
(フランソワーズは渡さない。もう二度と彼女を傷つけないと誓ったんだ)
「フランソワーズ・ベルナール、貴様との婚約は破棄させてもらう」
パーティーの場で、シュバリタイア王国の王太子……セドリック・ノル・シュバリタイアの声が響く。
その隣にはフランソワーズの義理の妹、マドレーヌが立っていた。
(さて……ここまでは物語通りかしら)
フランソワーズ・ベルナールは前世で読んだ小説の悪役令嬢だった。
そして『聖女』として悪魔の宝玉を抑えて国を守っていたのだが……。
(これですべてが思い通りに終わると思っているんでしょうが……甘いのよ)
マドレーヌに貶められて罪に問われたフランソワーズは国外への逃亡を決意する。
しかし逃亡しようとしたフランソワーズの前に現れたのは隣国、フェーブル王国の王太子ステファンだった。
彼はある事情からフランソワーズの『聖女』としての力を欲していた
パーティーの場で、シュバリタイア王国の王太子……セドリック・ノル・シュバリタイアの声が響く。
その隣にはフランソワーズの義理の妹、マドレーヌが立っていた。
(さて……ここまでは物語通りかしら)
フランソワーズ・ベルナールは前世で読んだ小説の悪役令嬢だった。
そして『聖女』として悪魔の宝玉を抑えて国を守っていたのだが……。
(これですべてが思い通りに終わると思っているんでしょうが……甘いのよ)
マドレーヌに貶められて罪に問われたフランソワーズは国外への逃亡を決意する。
しかし逃亡しようとしたフランソワーズの前に現れたのは隣国、フェーブル王国の王太子ステファンだった。
彼はある事情からフランソワーズの『聖女』としての力を欲していた
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!祖国こ王太子から婚約破棄されたヒロインが隣国に請われ聖女の力を発揮する
祖国で悪魔を封じ込めた宝玉が、穢れると悪魔の力が漏れ悪影響を及ぼすと謂れ、歴代王妃始め貴族の令嬢に宿る聖女の力で、その宝玉が穢れない様、宝玉を安置する室にて祈りを捧げる事が、王妃の義務とされた。皇太子の許婚のヒロインは、王妃からの命で、連日宝玉への祈りを続けていたが、王太子がヒロインの義妹を王太子妃にすると宣言し、ヒロインとの婚約を破棄。その場を離れたヒロインに、隣国の王太子が言い寄る。聞けば、この王太子と妹の王女に悪魔の呪いに悩まされているとの事。ヒロインは聖女の力にて両名の呪いを解呪に成功。その後同国内の悪魔の気配の排除し、王族から絶大なる信用を得る。一方ヒロインを失った祖国では、ヒロイ…続きを読む