概要
だから僕は、きみに飛びついた。
本物の海を知らないラッコが紡ぐ、小さな愛の物語。妻が若干バイオレンスなので一応暴力描写ありにチェックを入れていますが、流血シーンはございません。
リロくんのご冥福をお祈りいたします。
リロくんのご冥福をお祈りいたします。
いいんですか、こんな私にギフトなんて。ただの猫下僕の私に、そんな。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!可愛いだけじゃ終わらない。読後ホロリとくる、切ないラッコの物語
読み終わった後に、しみじみと感じ入るタイプの作品でした。
主人公のリロくんは、水族館にいるラッコです。そんなリロくんが理想の伴侶を得て、とても深い愛情を抱くようになります。
そんなリロくんの「愛」に満ちた生涯が描かれるのですが、それがとてもジーンと来る話になっていました。
普段テレビなどで見慣れている可愛らしい動物たち。でも、そんな動物たちにだって伴侶にたいする愛情だってあるだろうし、可愛さの裏では色々と考えているかもしれません。
彼らは飼育される身であり、生涯で手に入るものは「与えられるもの」に過ぎません。それでも、自分の境遇の中で巡り合えたものを必死に大事に想う。そんな…続きを読む