概要
推しに手紙を書くのなら——綺麗なインクとペンがいい
客とのトラブルでバイトをクビになった不律圭祐(ふりつ・けいすけ)。バイトを首になったのは、これが初めてじゃない。
続かないバイトに自信をなくし、失意を抱いて歩いていると、風変わりな文具店『骨董文具カンデラ堂』に出会う。
北千住駅から徒歩数分。人の気配がしない狭い路地をゆくと現れる古びた洋館〈骨董文具カンデラ堂〉。
取り扱うのは、ショーケースに飾られたガラスペン、壁一面に陳列された筆記用インク、そして、几帳面に積まれたライティングペーパーだ。
店の奥から出てきた店主フリッツ・ケイスは圭祐の顔と瓜二つ、名前もどこか響きが似ている。
フリッツ氏の登場に驚いた圭祐は、骨董品級の高価なガラスペンを落として割ってしまった。
フリッツ氏は圭祐にペンの弁償を求め、圭祐はバイトとしてカンデラ堂で働くことに
続かないバイトに自信をなくし、失意を抱いて歩いていると、風変わりな文具店『骨董文具カンデラ堂』に出会う。
北千住駅から徒歩数分。人の気配がしない狭い路地をゆくと現れる古びた洋館〈骨董文具カンデラ堂〉。
取り扱うのは、ショーケースに飾られたガラスペン、壁一面に陳列された筆記用インク、そして、几帳面に積まれたライティングペーパーだ。
店の奥から出てきた店主フリッツ・ケイスは圭祐の顔と瓜二つ、名前もどこか響きが似ている。
フリッツ氏の登場に驚いた圭祐は、骨董品級の高価なガラスペンを落として割ってしまった。
フリッツ氏は圭祐にペンの弁償を求め、圭祐はバイトとしてカンデラ堂で働くことに
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ガラスペンで綴る想い
手紙を書く。もうこれだけで勇気が必要なのではないだろうか。それが、相手が推しともなれば、緊張は最高超にまで達するほどに。だが、カンテラ堂では、迷える魂――それが生き霊であったとしても、手を差し伸べてくれるのです。
手紙を綴るとなると、必要になるのは――ペンとインク。そして、紙。
タイトルにある通り、骨董文具カンデラ堂にはガラスペンが商品として置かれている。だが、このガラスペンの種類が幾重にもあり、更にはインクに紙の種類まで!!
いやもう、店に篭って眺めていたい――そう思わせてくれる程に文具が私に詰め寄ってくる。いやいや手紙を書かねば。
ペンを選ぶところから、推しへの想いが垣間見えるもの…続きを読む - ★★★ Excellent!!!さあ、あなたはどんなペンと紙を使って推しへ手紙を書く?
不思議な文具店『骨董文具カンデラ堂』。
辿り着けるのは、推しへの想いを秘めたワケアリの客だけ──。
ここではさまざまなガラスペン、紙が取り扱われていて、店主のフリッツさんが(途中からは主人公の圭祐くんが)丁寧に教えてくれます。
どうしてこの手紙を書くのか。
どうして自分はここを訪れたのか。
お客様一人一人にしっかりと向き合ってくれるこのお店。そして、推しへの手紙を書くことで、お客様は満足して戻っていきます。
圭祐くんもいろいろと問題を抱えている男の子で、だからきっとカンデラ堂へ辿り着いたのだと思いますが……お客様と向き合うことで成長していきます。やがて、彼も推しへ手紙を書くのでしょう…続きを読む