概要
ある日、メメントを任意に生み出している疑いのある無法集団が現れ、エヴァンとレジーニはその調査に乗り出す。集団の正体は脱走した囚人たちだと突き止めたが、そのリーダー格の男は過去のエヴァンを知るマキニアンだった。
この出来事を皮切りに、エヴァンとマキニアン、そしてメメントをめぐる大きな事件が次々と巻き起こる。
洋画・海外ドラマテイストの爽快バディ・アクション小説。
※他小説投稿サイトにも投稿しております。
「小説家になろう」2014年2月より投稿開始
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!熱くてクール!王道バディのかっこよさに痺れる
明るく熱い野生児タイプのエヴァン。
冷静かつ辛辣で理知的なレジーニ。
この二人のバディがもう、とにかく面白くてカッコイイ!
最初は心配になるくらい噛み合わない二人ですが、少しずつ互いを認め合っていくところにグッときます。
クールでキレのある文体。映画や海外ドラマさながらの、臨場感あふれる派手なアクション。海の向こうに実在しそうなリアリティを持った世界観に情景描写。
王道でありながら、読み進めて飽きることがありません。
キャラの個性も際立っていて楽しく、主人公たちを取り巻く人たちも魅力的。人間ドラマや心情描写も巧みで、気がつけば物語にどっぷり浸っています。
エヴァンが失った記憶。レジー…続きを読む - ★★★ Excellent!!!今季、脳内ロードショー決定!ホットでクールなバディアクションエンタメ
正反対のタイプのイケメンバディはお好きですか?
ハリウッド映画さながらのド派手アクションシーンは?
大きな組織の存在が背後に見え隠れする陰謀へ切り込む、スリリングなドラマは?
ついでに有能なメンバーによる見事なチームワークや、ちょっと甘酸っぱいラブなんかも?
大丈夫、全部まとめて楽しめますよ。
この『BACKWORKER'S ROCK』《バクロク》ならね。
主人公のエヴァンは野生児のような青年。無邪気で直情的で、しかし抜群の戦闘能力を有します。
彼の相棒・レジーニは沈着冷静。感情に左右されず、常に合理的な選択肢を取るタイプ。
まさに炎と氷のような二人が、メメントと呼ばれる異形を始末する『…続きを読む - ★★★ Excellent!!!正反対バディ、闇に挑む
メンズバディといえば、どんなものを思い浮かべるだろう。
この作品のバディはまさに正反対、炎と氷、そんなふたりである。そんな彼らはメメントと呼ばれる異形と人知れず戦っていた。
そしてそんな中、ある事件を皮切りに彼らの周囲も変化していく。
まさに洋画を見ているかのようなアクションシーンは圧巻です。登場人物もいずれも魅力的、いずれのキャラも手抜かりなしと言うべきか。
エヴァンの謎、レジーニの過去、追いかけるほどにキャラクターが深められ、より一層魅力を増し、気付けば目が離せなくなっている。
これは、まさに「彼ら」の物語。
メンズバディが好きな方、アクション映画が好きな方、これは必見です。
ぜひ、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!メンズバディ物の面白さの盛り合わせ 癖つよ登場人物の熱いドラマ添え
この物語は少年漫画的な熱さとワクワク感、青年漫画的な濃い人間ドラマとバトル物のハラハラ感が全て味わえます。面白さの要素が、喧嘩をせずにワンプレートに乗ってる。
主人公エヴァンは能天気で本能で行動して、周囲に猿扱いされる有様。コンビを組むレジーニといえば、冷徹で理性的な男。二人とも個性がとがっていて、こんなのでバディとしてやっていけるのか? と心配になるほど。取りつく島もない状態でスタートするので……。
エヴァンの失われた記憶と力、過去に関わるエピソードや、レジーニの過去にまつわるエピソード等、次々とキャラを深堀りされる話が展開され、周囲を固めるサブキャラも個性が強く、彼らの物語へ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人間として生きるために。二人の男が暗部に挑む!
炎のように熱血なエヴァンと、氷のように冷静で毒舌なレジーニ。
二人は“メメント”と呼ばれる異形を退治するものだ。
軍に正式依頼されることなく退治する二人の功績を、世間が知ることは無い。
生きるか死ぬかの二択しかない人生に、〝自由〟などありはしない――。
メメント討伐部隊の計画のため、人の手で強化された戦闘員・〈マキニアン〉。
エヴァンは、そのマキニアンの一人だった。しかしコールドスリープされ、解放された時には10年の時が経っており、所属していた組織は滅んでいた。
自由になった今、彼女が欲しいと思っていたエヴァン。そんな彼の向かい側に、アルフォンセという女性が引っ越してくる。
最悪なファー…続きを読む - ★★★ Excellent!!!炎と氷のような二人が織りなす、爽快な王道メンズバディアクション!
明るい野生児タイプの青年エヴァンと、クールなインテリ系ツンデレ美青年レジーニ。どこかちぐはぐな二人は、アトランビル・シティにて〝メメント〟と呼ばれる異形を狩る裏稼業者「異法者(ペイガン)」に所属し、人知れず戦う日々を送っている。
彼らがメメントを任意に生み出す謎を調査するにつれ、少しずつ浮かび上がってくる真相。それは、エヴァンの失われた記憶に潜む、彼の過去と大きく関係していて……!?
筆者の巧みな筆力によって描かれる、ど迫力なアクションと、深まる謎。個性豊かな登場人物達、丁寧なストーリー展開は、読み手を全く飽きさせません。
カメラワーク的な表現は秀逸で、まるで洋画を観ているような世界…続きを読む