概要
【あらすじ】
人が死に再び息を吹き返したものを『死人』(しびと)と呼んだ。死人は必ず特殊能力を持って蘇ってくるもの。
黒の国の死人を統括する独立空挺死人旅団の総団長リディエンハルトは一年前に蘇ったばかりのノエという死人と出逢う。
ノエには特殊能力ともまた違う【怪奇】が宿されていた。未来を予言し、気を失えば近くにいる相手の本質や過去まで暴きだすノエの怪奇は告げる。
「あなたはあたしまで殺したのよ!!」
リディエンハルトは百パーセント覆らないというノエの予言を覆し彼女を救おうとするが、新たな【怪奇】を宿す少年ニアと出逢い、過去の過ちが人々を廻り合わせて狂った戦場を駆け抜けていく
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!存在しないものたちが照らす、人間の温度
読み進めるほど、「ただのダークファンタジーじゃない」と感じました。戦争や怪奇の迫力もすごいのに、それ以上に胸に残るのは、死人たち一人ひとりの心の声です。存在を否定され、それでも誰かと繋がろうとする姿が、とても人間らしくて切ない。
重いテーマなのに、仲間同士の会話や小さな優しさがちゃんと息抜きになっていて、気づくと深く引き込まれます。世界観は濃密ですが、感情の描写が丁寧なので読みやすいです。戦場の緊張感や異能バトルのスリルも見どころですが、絶望の中でこそ垣間見えるユーモアや、グーニーの癒しに心が和みます。
シリアスな物語が好きな人、キャラの心の葛藤を大切に描く作品が好きな人、群像劇や…続きを読む - ★★★ Excellent!!!戦記ものとホラーのハイブリット
近代欧州に近似した、黒、白、黄、緑、銀……といった国々がひしめく世界は戦争状態にあった。物語はリディンハルト総団長率いる黒の国・死人旅団に焦点を当てて語られる。「死人」とは死者を蘇生させた兵士であるが、普通の人間と変わらない人格を有している。だが二度以上蘇生させると、悪魔化してしまうというリスクがある。
ヒロインは17歳前後の少女で、アイドル、預言者、そして死人兵でもあった。仲間思いな性格で、仲間達からも愛されている。
物語が進むにつれ、難易度の高いミッションになる上に、彼女が属している隊伍の内部には、サイコパスな兵士、悪魔化した兵士を抱えており、アットホームな小隊の隊員たちは次第に疑心…続きを読む - ★★★ Excellent!!!死んだことによって、生きる目的を得た者たちの戦場物語。
かなり独特の世界観をもったファンタジー戦争ドラマでございます。
この世界では、『死人』という身分があります。
これは単に死者を意味するものではなく、死から蘇った者たちのことを表すんですね。
ゾンビというよりも、蘇生魔法への適性がある者が生き返えさせられたというイメージです。
死から蘇ると、ほとんどの記憶を失う代わりに、超能力のような力を得られるんですが、そのせいで軍事利用されちゃうんですね。
人権とかないです。兵器扱いですね。強制的に戦わせられます。
そんな身分から、唯一、抜け出す方法が、リターンチャンスと呼ばれる制度で、これは自分を殺した相手を殺し返すことで果たされるんです。
つま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!重厚&本格ファンタジーを求める人に
ミリタリーものって読んだことない……
なんだか、難しそう……?
そんな予想を裏切り、1ページ目から夢中になります!
確実に当たる予言をする少女
死人が蘇る戦場
現れる怪奇に、深まる謎!
設定がとても細かく作られていて、ワクワクします!
ミリタリー好きな男性読者はもちろん、女性読者にもオススメです
なぜなら、主人公のリディエンハルトがかっこよすぎる!!
死人旅団の総団長、自分も死人なのに部下の復活を望む器の広さ、口は悪いけど時たま見える優しさにきゅんとします
そして、めちゃくちゃ強い〜〜!
彼の戦場での活躍がかっこよすぎるんです!
リディエンハルトの相棒は、これまた最強キャラ…続きを読む