概要
血に濡れた人斬りは、ひとりの女の子でした──第一部 紅夜叉篇連載中
時は仮想十九世紀。
帝国政府による独裁政権が続く島国で、一人の人斬りが世間を騒がせていた。
ついた通り名は『くれない夜叉』。
帝府重役ばかりを狙う人斬りの正体は、男装の剣客『山科巴』である。
反帝府組織に属する彼女は、ひょんなことから帝府お抱えの治安維持組織『輝真組』とかかわりを持つようになってしまう。
不本意な事態に頭をかかえる巴だったが、「輝真組と親睦を深めてこい」との命令が下されて――。
仮想時代劇ファンタジー。
動乱の渦中を生きた、一人の女の波乱に満ちた物語。
帝国政府による独裁政権が続く島国で、一人の人斬りが世間を騒がせていた。
ついた通り名は『くれない夜叉』。
帝府重役ばかりを狙う人斬りの正体は、男装の剣客『山科巴』である。
反帝府組織に属する彼女は、ひょんなことから帝府お抱えの治安維持組織『輝真組』とかかわりを持つようになってしまう。
不本意な事態に頭をかかえる巴だったが、「輝真組と親睦を深めてこい」との命令が下されて――。
仮想時代劇ファンタジー。
動乱の渦中を生きた、一人の女の波乱に満ちた物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!舞台は仮想幕末。情と己の立場に揺れる女人斬りの物語
仮想幕末、紅夜叉という人斬りの噂が世間を賑わしていた。役人ばかりを狙う彼は、帝府に不満を抱く反乱組織・忠軍の一員だったが、その正体は女なのであった。帝府直轄の治安維持組織・輝真組との繋がりを得た彼女は、忠軍の低迷状態を打破すべく彼らに接触し、情報を探ることとなる。
各登場人物に、組織の一員としての顔と、そうではない人間としての顔があるのが魅力的です。
昼間の彼女・彼たちは明るく無邪気で、平和・仲良し・元気・賑やかといった言葉が似合うような関り合いをしています。恋の予感すら覚える、コメディパートです。
しかし夜になれば一変。巴は人斬りとして暗躍し、輝真隊はそれを斬らねばならない敵となり…続きを読む