血の匂いの中の耽溺な愛

いずれ贄として喰われる娘と、喰う鬼。
ひりひりした緊張感がありつつも、二人のやりとりにはどこか言葉にできない絆、というか想いが隠れている感じがしました。
タイトルの意味も、最後まで読むと納得。
底なしなのはどっちなのやら。
血生臭くも、恐ろしくもありながら、色気のある文章でうっとりです。
和風異類婚姻譚が大好きなので心よりおすすめです。
そして、ヤンデレや狂気的な愛が好きな方もぜひ!

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