怠惰王と四人の王子様、そしてランプ

〝はたらかないためのはたらきをしたくない〟
とんでもない怠惰なセリフを言い放つ。そんなヒロイン、シアラン。
このタイプのヒロインが、どう溺愛されていくのか。
楽しく追っていました。
怠惰といえばそうですが、王子様たちそれぞれとの受け答えがいいんですよね。
怠惰だし、懐が広いとも。慈愛とも。不思議な魅力があります。
簡単そうで、するりとかわしていく。
これが天然魔性…!!
私は基本的には一対一の男女の恋愛ものが好きなのですが、シアランと王子様たちの関係はそれぞれしっくりくるんです。
毎話、この人が一番のヒーローかもと思ってしまってびっくりしました。
それぞれの関係性が素晴らしい。
やっぱり天然魔性…!!

と、恋愛方面のこじらせもときめきますが、物語自体もとてもしっかりしています。
二転三転するストーリー。きっちり回収される伏線。
これが中編!?の満足感です。
とても面白かったです!おすすめです!

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