無邪気でかわいいかみさまの手袋越しの愛

小説を書くことが好きな花瑠が、ある日夕立の中で出会ったかみさまとのお話。
思春期特有の友達とのやりとりと、無邪気なかみさまとのやりとりが恐ろしくも透明感のある文章で綴られます。
特に最後の締めくくりが好きでした。
すぐそばにいて、手もつなげるけれど、圧倒的な隔たりも存在する。
この先も〝忘却〟は続いていくのか、これでふたりは幸せなのか。考えさせられます。
切なくも狂気的な純愛。
短編ながら、とても綺麗にまとまっているので、ぜひおすすめです!

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