極彩色の世界を生きよう。"良い子"になるため、知らないことを知るために

"それ"は生きるためにただひたすら戦い続けた。

敵味方見境なく、ただ己を害してくる全てを力で屠り続けた。

だが、殺し過ぎた。

"それ"はついに捕らえられ、命を奪われそうになる。

が、「シエル」という天使の仲介により、"それ"は力と翼をシエルに預ける代わりに二度目の人生を与えられた。

「人の子として、二十歳まで"良い子"として生きること」

シエル曰く、そうすれば力も翼も戻してやるという。

"それ"はリチャードとしてまた生きることになり、そして知る。

"快"か"不快"か。

それだけだと思っていた世界は、思っているよりもっと複雑で、色彩豊かで、知らないことだらけだということを。

その他のおすすめレビュー

金剛ハヤトさんの他のおすすめレビュー111