異世界ファンタジーのお手本、時間を忘れる物語のワクワク感がここにある!
- ★★★ Excellent!!!
※二章40話読了時点でのレビューです。
あらすじとかは他の方がレビューで述べ尽くしているので、今更自分が語るまでもなく、ここでは敢えて省略します。
自分的に凄く良かった!と思ったことだけを箇条書きにして挙げます!
・世界観の作り込みが凄い!
⇒アトマや術法式の仕組みは勿論、歴史背景や地理設計まで詳細に作り込まれてます。ここがしっかりしている作品は物語の基盤がメチャ丈夫なので、それだけで値千金だと思います。特に自分みたいな設定厨は大興奮間違いなしです笑
・The・王道ファンタジー。こういうのが欲しかったと言う人が多いはず。
⇒王道って、いつの時代も多くの人が求めているジャンルです。故に数が多く、目立った特色が無ければ埋もれてそこで終わることが多いでしょう。
この作品は王道の異世界ファンタジー。自分が拝読した限りでは特に奇をてらった作品とは思えませんし、他の方が仰る通りボーイ・ミーツ・ガールで、男女二人を主軸にした物語となっています。
ココだけ聞くとよくある作品のうちの一つ、にしか思えないでしょう。
しかし、先ほど述べました通り、この作品は世界観の作り込みが非常に高レベルです。
そして次に述べる点を踏まえると、王道だからこそいいことが分かると思います。
・読み手が求めているものが常にドンピシャで出てくる。
⇒同作者のエッセイを読んだ方は分かると思うんですが。作者はかなり研究されていまして、物語の端々から「どうすれば読者の方が楽しめるか?」という姿勢が読み取れます。これって基本中の基本だけど、当たり前すぎて忘れてる方もちらほらいます。
意識していても、だからと言って試みが上手く行っている場合も多いわけではありません。
でもこの作品は多くの場合・大部分の読者の方が求める・読みたい物をきっちり出してくれます。一回・二回じゃないですよ? 常にです。これって中々出来ることじゃない。
一人の同じ書き手として脱帽します。
そして一人の読者として、心からの応援をお送りさせていただきます!
これからも楽しみに読ませていただきます✨