最高の師に育てられた不出来な弟子が、自分を見つけに行く

『煌炎の魔女』と讃え称されたマルゼス・フレイミングの弟子・フラムは術具にアトマ(魂の力)を込めることしかできない落ちこぼれ。
……のはずだった。

徐々に明らかにされていくフラムの才能。
聖伐教団の神殿従士・フェレシーラとの出合いによって、「師匠に育てられた魔術師」になりたいという想いを再燃させていく。

魔術を扱えない、不出来な自分。
そんな自己否定するフラムを逆に否定し、共に戦うことを選択してくれたフェレシーラ。
彼女と共に戦い、苦難を乗り越えたフラムは、彼女と共に旅に出る。

果たして、フラムを女手一つで育ててくれた優しいマルゼスの真意とフラムへの感情とは?
そして、フラムの能力の秘密とは……?

(2章までの内容です)

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