あとがき

 ほらほらほらほら。

 よしよしよしよし。


 というわけで。

 清瀬 六朗です。

 『牧場まきばあさ』をお読みくださいましてありがとうございます。


 今回の連載中には、PCが落ちるし、仕事以外ではネットに接続できないところに行くことになるし、と、いろんなことが起こりました。

 ふだんは、先に書きためておいて連載するので、ある程度はアクシデントに対応できるのですが、今回は書きながらの連載だったので、何度も中断に見舞われることになりました。

 連載が不規則になり、申しわけありませんでした。


 あと、また、いつものとおり、なのですが。

 長くなりました。

 もともとは、美和みな初子はつね友梨咲ゆりさとシュー君に出会い、友梨咲の撮影会をやったあと、山に行って西にし香純かすみ巡査長と右馬うますけさんの話を聞く、というだけのお話だったのですが、そこに、初子のファミリーヒストリーとか、友梨咲の小学校ライフとか、地域の伝説とか、いろいろなお話がつけ加わりました。さらに、右馬之祐さんの馬の話も長くなり、2か月にわたる連載となってしまいました。


 ところで:

 『台風について私が知っていること』「ひそかな決意表明」

https://kakuyomu.jp/works/16818093083814971855/episodes/16818093085950207053

に、私が気象予報士の資格を取るために勉強する、という決意を書いたとき、

「ある物語に出て来る女子高校生について、「この子は高校在学中に気象予報士の資格を取るために勉強している」という設定を作ったところ、この登場人物に「冗談じゃない! そんな設定作るのなら、あんたも取りなさいよ!」と激しく怒られた感じがして」

と書いたのですが。

 それがこの物語の終わりのほうで友梨咲が言っている「クモ女」です。

 クモ女予報!(1)

https://kakuyomu.jp/works/16818093086884935470/episodes/16818093090383296567

 クモ女予報!(2)

https://kakuyomu.jp/works/16818093086884935470/episodes/16818093090384319669

 コレクション「空色の季節」

https://kakuyomu.jp/users/r_kiyose/collections/16818093086470415537

の次の物語から登場する予定です。

 美和や初子たちと同様、よろしくお願いします。


 ちなみに、私は、2025年1月の気象予報士試験は出願し損ねましたので、私が試験を受けるのは早くて2025年8月ということになります。


 今日12月23日は平成の天皇誕生日です。現在の上皇陛下の御誕生日です。

 私は「昭和」生まれですが、これまで生きてきたうちの重要な時期が「平成」の元号の時期に重なります。

 この物語では、「ゆめ牧場」が閉園し、美和、初子、友梨咲が生まれた時期が平成の時期です(シュー君はどうだろう?)。

 「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とおだてられたのか、やっかまれたのか、そんな時期が1980年代で、昭和の終わりに重なります。

 そこからその「ナンバーワン」の地位を失って行ったのが「平成」の時代だと語られることが多いのですが、私たちがその「平成」の時代に得たものはいろいろとあるはずです。

 「カクヨム」だって平成生まれですしね。

 それをたいせつにして開花させ、新しい時代の社会や世界を形あるものにしていくのが、これからの時代に生きる私たちの役割なんだろうな、と思っています。


 それでは、また、次の物語でお目にかかりましょう。


 清瀬 六朗

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牧場の朝 清瀬 六朗 @r_kiyose

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