第55話

烏賊川4荘に帰って来たのは、あれから3日後



精も根も尽き果てた私に比べ旦那様はどんどん力が漲っていった



きっと、私の精気を奪ったに違いない



出迎えた三人は旦那様に抱えられた私に・・・



「やっと、気付いたのね」



「処女喪失、おめでとうございます」



「ナニ?腰が立たないの?どんだけナニしたのよ」



皆・・・嫌いだ



「あら、おかえり。獅崎さん102号室で良いの?それとも三階にする?」



何の事か分からない私



「此処、床も壁も防音だよな?じゃなきゃキツイぞ」



ナニがキツイの?



「ワッハハ…大丈夫。玄関もトイレも風呂場も防音済みだから。好きなだけ暴れなさい」



プロレスでもするの?



「じゃあ三階全部貰うわ」



顔中にチュッチュしないでぇ・・・



「やべぇ…まだ、出るわ」



ナニが?



「晩飯いらねぇから」



えっ?お腹空いたよ?



「くり…俺を食べて腹いっぱいになれよ」



なれるかぁ!!!



こうしてあたしの疑問は終わった




疑問=結婚

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わがままJuliet 和泉凌 @ryoizu75

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