第42話

部屋を見渡すとあたしの荷物



「…あのぉ?引っ越し先…此処ですか?」



「そうだよ」



「申し訳ありませんが…貴方の事、知らないし全部、無理です」



普通ないでしょ・・・



「うん。大丈夫」



聞いてる?



「ネックレス…返します」



「首輪だから」



尚更いらない



「子供なんて…出来ません」



「何回かヤレば出来るよ」



回数じゃない



「仕事で外にも出ます」



「連れてくよ」



散歩じゃねぇ・・・



「…亜季、亜季の会社の社長の名前は?」



「藤原 晶(あきら)さんです」



「うん。俺だよ」



「…藤原?」



「うん」



「晶(あきら)?」



「うん」



「社長で…」



「うん」



「モデルの…」



「うん」



しぇ~っ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る