第8話

「それに、鼻血…拭いた方が良いですよ?」



「…///」



「それから、もう終わってるよね?」



「…」



「後、貴方…誰?」



「千紘」



「うん。それは知ってる。さっき、知った」



「今はまだホスト」



「うん。それも知ってる。」



「チィちゃん、俺だけ見つめて?」



「何で?」



「好きだから。愛してるから」



「そうなんだ」



「俺を愛して?」



「どうだろう?」



「結婚しよ?」



「そうだなぁ?」



「今すぐ…」



「夜中だよ?」



「誓いのキスしよ?」



「青少年の条例に引っ掛かるよ?」



「愛してる…」



「ありがと?」



疑問形で答えたあたしに眩しい頬笑みを浮かべ・・・



あたしは攫われた・・・



モト彼と鼻血女を置き去りに・・・

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