精神病院ネタの鉄板悪趣味ジョーク?
@HasumiChouji
精神病院ネタの鉄板悪趣味ジョーク?
「昔、ある精神病院に頭のおかしい2人の男が居たんだ」
まぁ、古い飲み仲間とは言え、本職の精神科医にやるには悪趣味なネタかも知れない。
「ある夜、その2人は、もう、こんな所には居られないと脱走する事にした。病院の屋上まで上ると、狭い路地を挟んで隣の建物。その先には、月の光に照らされた夜の町が有ったんだ。見ろ、あれが自由の灯りだ、ってね」
「おい、その話、有名だったのか?」
「あ……まあな……ある界隈では……」
「流石に、俺みたいな仕事をしてる相手にやるのは非常識なネタだろ」
「う……言われてみると、そうだけど、お前、そんなお堅い事を言うような奴だったっけ?」
「大体、その話、どこで聞いたんだ?」
えっと……アメコミのバットマンで悪役のジョーカーが言った……。
ちょっと待て、何で、こいつ、この冗談は知ってるみたいなのに、ネタ元を訊いてくるんだ?
「何で、
「何の事だ?」
「だから、1人は脱走に成功したけど、もう1人は路地に落ちて死んだって話だろ」
「いや、ちょっと違う」
「えっ? じゃあ、あの事件じゃないのか?」
「おい、お前が若い頃に勤務してた病院で、何が起きたんだ?」
「いや、大騒ぎだったよ。院長や理事なんかの幹部は警察対応に追われて、職員……特に医者は仕事がドッと増えたんだ」
「は……はぁ……、で、具体的には、どんな事が起きたんだ?」
入院患者の脱走が表沙汰になって大騒ぎか?
しかも、こいつの話だと、脱走に失敗した奴が1人死んだみたいだし……。
「ある日、突然、ある精神科医の先輩が無断欠勤して、それ以降、連絡が取れなくなった」
「それだけ?」
「同じ日に
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