概要
朝、目覚めたら妻がいなくなっていた。――朝食の支度だけを残して。
既に定年を迎え、妻と二人暮らしの昭夫。
ある朝、いつもより遅く目覚めると、家には妻の姿がなかった。
ひとり分の朝食だけが支度されていたが、着替えは何故か風呂敷に包んで布団の下に隠すように置かれていた。その他の服や肌着はどこを探してもみつからない。
妻はいったい朝から何処に行ってしまったのか。家のことをすべてまかせていた妻の不在によって、満足にお茶も飲めない昭夫は苛立ち、やがてあることに気づく。
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※【ステキブンゲイ】でも公開しています。
※ 作者は未熟です。加筆修正については随時、気づいた折々に断りなく行います。が、もちろんそれによって物語の展開が変わるようなことはありません。
ある朝、いつもより遅く目覚めると、家には妻の姿がなかった。
ひとり分の朝食だけが支度されていたが、着替えは何故か風呂敷に包んで布団の下に隠すように置かれていた。その他の服や肌着はどこを探してもみつからない。
妻はいったい朝から何処に行ってしまったのか。家のことをすべてまかせていた妻の不在によって、満足にお茶も飲めない昭夫は苛立ち、やがてあることに気づく。
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※ 作者は未熟です。加筆修正については随時、気づいた折々に断りなく行います。が、もちろんそれによって物語の展開が変わるようなことはありません。
日々、甘~いカフェオレとビターなチョコレートをお供に書いております。応援よろしくおねがいします!
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- ★★★ Excellent!!!それは、マドンナからのメッセージ
読者の立場や環境、生まれた年代によって、感じることや解釈が変わる味わい深いお話です。
甲斐甲斐しく尽くしてくれる妻が突然いなくなり、家の中のあれやこれやをいっさい御存知ない典型的な昭和のオヤジ・昭夫は、食べることも着ることもままならず、不機嫌になって「誰のおかげでメシを食っていると思ってる! 退職したって、なんの不自由もなく暮らせているのは自分の稼ぎであることに変わりないんだぞ!」(本文より) と文句を垂れる始末。
いったい、妻は何処に行ったのか? いつ帰るのか?
連絡を取ろうにも、妻には携帯電話すら持たせていません。ずっと家にいる専業主婦には必要ないとして。
妻に捨てられて当然とも…続きを読む