自らを省みる、現代の『戒老録』

多くの人に共感を呼ぶであろう、この物語。
しかし油断すると、これに陥っている人もいるのではないだろうか。

いつもそこにある暮らしが、誰かのお陰で、
あるいは誰かの犠牲のもとで成り立っているのではないかという、疑問。

そこに、疑問を持てるならあなたはまだ顧みることができる。

「誰のおかげで生きていると思っているんだ」

この言葉が出るようなら、あなたには奈落が待っているかもしれない。
何気ないことでも、日々の暮らしは誰かの営みでできている、
その事に、今一度感謝しようと思う。

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