概要
…制作陣一同、探してます
行方不明になった学生はモキュメンタリーを撮っていた。彼らの話はあらゆるところで耳にできる。女性の遺体を探す動画を撮ろうとし、大学付近の河川敷を彷徨う影。無限に撮り続けられる空き家、異様な生物に襲われる海辺、次元を超えられる番号の噂…多くの話や動画は出るものの、同一の撮影者であるか判然としない。むしろ複数いるような空気さえある。彼らの肉親である父親も依頼はするが、どこかあいまいな態度を取る。己と同じ姿の人間と出会う、彼らを追ううちに次元がずれていく。周囲に異変が起こり、知るはずのない壊れた世界の報告が積み重なっていく…なぜ、学生たちはモキュメンタリーを撮り続けるのか。目的は何なのか。肉親の真意は何なのか。覚えのない報告書を書いたのは己自身か、別の依頼を受けた誰かなのか。判然としない、あいまいに