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概要
とある人間の欲が現実になった物語。
僕の隣にはいつも同じ姿勢で座り込んでる「ヤツ」がいる。いつも退屈そうな表情で、耳をほじくるのがクセだ。何の因果か、僕の部屋にやって来てからというもの、かれこれ2ヶ月は過ぎようとしている。まぁ、僕自身退屈はしないので良いのだが。朝、仕事に出かける。僕は夜まで帰ってこない。その間いつも僕の後を付いてくる。仕事が終わって帰ってくればいつものように「おつかれ。」と耳をほじくりながら声をかけてくる。もう慣れてしまっているが、姿かたちを形容しがたい彼から日本語が飛び出してきた初対面時は僕が飛び上がりそうになったもんだ。
ちなみにヤツに名前は特に無いらしい。これからも「お前」とか「こいつ」とか適当に呼んでいくのだろうし、名前も付ける気は無い。
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※この小説は概ねフィ
ちなみにヤツに名前は特に無いらしい。これからも「お前」とか「こいつ」とか適当に呼んでいくのだろうし、名前も付ける気は無い。
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※この小説は概ねフィ
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