概要
復讐のためです。最悪な花嫁でもよろしいでしょうか、旦那様。
「皇太子殿下、私を婚約者にしてくださるという言葉の真意にかかわらず、その時間と財でもって発言の責任を取っていただけませんか?」
不敵な笑みを浮かべてそう吐き捨てる、子爵令嬢のルゼ。ああ今日もまた失敗したわ──。
✽ ✽ ✽
ルゼの人生はある日突然一変した。血だるまで転がる父、自分を守って殺された兄。運良く拾われた先でも、義父につけられた指輪のせいで、魔法が使えず目も見えない。
「でも私にはやらなきゃいけなことがたくさんあるの!」
ルゼは復讐を果たすため、剣を鍛え薬学を学ぶ。復讐以外の信念はいらない。
「俺もお前の婚約者候補に入れてくれ」
「ああ……、……ん!? ……えっ?」
「静かにしろ」
「すみません!」
しかし、皇太子クラウスの突然の発言を機に、目的を果たすだけ
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