タイトル『persimmon hut』をお調べになるのは読後にどうぞ

柿は「かき」以外の何物でもなくて、「し」と読んだ瞬間、どこか品の良い別物に感じてしまうのは私だけでしょうか。

正解をこっそり言ってしまいます。
このお話はその、「し」読みをするお話です。



まるで昔話に出てくるような、民話のような、出来すぎた逸話。

それが筆者の腕にかかると、何とも気風の良い爽やかさと、鮮やかな色彩や情景が眼前に立ち上がり、読む者に生身の体験のように感じさせてくれます。
そして、それは実際にあったことなのだな、と大いに納得させてくれる筈です。

短い文字数でこれ程充足したサスペンスとカタルシスをもたらしてくれるこの作品。読まない手はありませんよ。

ぜひご一読を。

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