概要
推しを愛するすべての人たちへ……
粟崎真理愛、城西外国語大学管弦楽団の彼女はクラリネットパートの部長を務める。彼女はクラリネットにたゆまぬ愛を注ぐ女性だが、同時に「北寄ススム」という漫画作家をこよなく愛する根っからのオタク気質でもある。ある日彼女が手に入れたものは北寄ススムの原画展チケットだった……「シンフォニック・ダンス」及び「銀の舟歌」のサイドストーリー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「全ては自分次第である」ということに改めて気づかせてくれる物語
自分にとってこの物語から学んだことは少なくはない。
推し活について知る機会はとても多く、漫画やドラマ、小説にアニメなど推し活をしている人物が登場している作品は数多くある。そのため「もやし生活」で節約してライブに行く人や、欲しいものを我慢して推しのために投げ銭する人なんかも見かける機会はある。
それでも、そこまでするのは何故か?
分からない人にはわからない。
今回この作品に触れ、なぜそこまでのめり込むのか理解できたような気がしている。
仮に人生に失敗しても、嫌なことがあってもそれを乗り越える力になりうるのが彼女、あるいは彼らにとっての「推し」という存在なのであろう。
推し文化そ…続きを読む