概要
朝顔のような短い命―― それを救うために、俺は戦う
「君がいなくなったあとの世界は、全てに霧がかかっていた」
人見知りで、友達も2人しかできたことがない少年、千歳 優人。優人の幼馴染、朝場 鈴は4年前に突然姿を消した。
優人は、高校の入学式の日に突如として、異能の石「ピースストーン」を狙う見知らぬ男に襲われる。そんな絶対絶命の中、仮面をつけた謎の少女、中条 美有が現れ、彼女は助けるためのある条件を提示する。その条件、それは──
「千歳優人、私と友達になってよ」
目的も素顔も、すべてが謎に包まれたこの少女との出会いが、ピースストーン、そして鈴の失踪へと繋がっていく……
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
人見知りで、友達も2人しかできたことがない少年、千歳 優人。優人の幼馴染、朝場 鈴は4年前に突然姿を消した。
優人は、高校の入学式の日に突如として、異能の石「ピースストーン」を狙う見知らぬ男に襲われる。そんな絶対絶命の中、仮面をつけた謎の少女、中条 美有が現れ、彼女は助けるためのある条件を提示する。その条件、それは──
「千歳優人、私と友達になってよ」
目的も素顔も、すべてが謎に包まれたこの少女との出会いが、ピースストーン、そして鈴の失踪へと繋がっていく……
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
優人「美有のせいで俺のお小遣いがピンチなんだ……」
※ギフトは全て美有ちゃんのおやつ代になります。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!非常に作家性を感じる作品。将来のエンタメを牽引する、そんな作品。
小説とはコインの表裏の比喩だろう、と思う。その意味とは、基本読者は文章が第一印象である。だがそのオープンになっている部分から想像を飛ばし、何を言わんとするかを仮定し独自の結論を終結する。表しか見えない場合、絶対に裏の模様には辿り着けない。だから想像の余地があり、極めてエンタメであり、それが小説である。
この作品は巧みな文章力と読者に先を想像させるほどに緻密な構成によって惹きつけている素晴らしい作品である。先ほど述べたコインの表裏理論にも近しいし、可能性的ではシュレディンガーの猫みたく、全てを確認しないと絶対にロジックが確定しない、お手本のような小説だ。
皆さんも、想像力を掻き立てられるこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魅力的な人物が織りなす異能✕学園ファンタジー
異能×学園ファンタジーを、真正面から丁寧に描いているのがとても好印象でした。導入の掴みが良く、主人公・優人の等身大の感情に自然と感情移入できます。
仮面の少女をはじめキャラクター同士の距離感の描写が秀逸で、すぐ関係や説明に流れず、信頼や絆を積み重ねていく関係性が心地良い。
さらに一癖あるキャラの掛け合いも面白く、ついつい活躍や背景を見たくなってしまう魅力があります。
能力バトルも分かりやすく、テンポを損なわない構成が見事です。
能力者の発現の根源が歴史に刻まれている背景があり、長きに渡って現在に至る導線も上手いです。
読後に残るのは余計な重さではなく、素直に「続きが読みたい」という…続きを読む