まいった、またすごい才能を見せつけられた( ;∀;)

僕は思わず「あっ、これは!」と驚きました。

こちらは筆者様がKACにて連作をされている「探検家ロカテリア」シリーズの7作目となります。さて、どこに「あっ!」となったのかを語る前に少しだけお話をさせて下さい。

僕は物語の主人公がストーリーをぐいぐい引っ張って行く時は、ある程度の筆力さえあればそれなりに面白く書けると思っています。ですが、真の意味で筆者様の技量が大きく問われるのは、実は主要なストーリー展開とは別の「サイドストーリー」を書く場面で如実にばれてしまうと思っています。

主人公以外を主軸に展開させてしまう場面、それはとても難しくてある意味危険であり、通常「中だるみ」とされれてしまう事が多い物語の一部です。

だから、そこを「退屈」させずに面白く書ける事は、本当に筆力が高く、技術的にも見せ方が上手く、構成は絶妙で、思わず物語に没入させてしまう、そんな素晴らしい技量がある証拠となるのです。

さて、そこで本作です。

こちらの「探検家ロカテリアと新聞社」。物語を牽引すべき主人公が直接出て来ない、完全なサイドストーリーとして書かれています。「退屈」になりがちで、筆者様の技量が試されるサイドストーリー、その完成度を僕如きが言うのもおこがましいですが、一言だけ。

「完璧です」

文字通りExcellent!!!。文句のつけようがない素晴らしい作品だと保証致します。全ての作品をお読みにならなくとも、この短編だけからでも、学ぶべきことがたくさん存在している傑作です。

お勧めさせて下さい。

すごい才能を見せつけられました。

反省して明日から創作を頑張ろうと思います(笑)。

皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)




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