5.まだまだ書きたいことあるけれど、この辺で

 六千字とは短いものですね。

 他にもいろいろおもしろいことがあったのですが、字数制限があるので、あと少しだけ。


 わたしの上司の下についた新人は次々に辞めて行きました。

 わたしの前に二人辞めていたので、わたしが辞めたことはかなり痛手だったはずです。評価がすごく下がったと思います。ゆえに、恨まれているだろうなあ、ということは容易に想像出来ました。


 だけど、オンライン同行は不評だし、実際同行してもらっても、感触がよくないことばかりでした。わたしだけが接していたときは、いい雰囲気で話せていたのに、Mさんと行くと、すーっと心のシャッターが下りるのが分かるのです。それは、わたしがほんわかタイプであるのとは対照的に、Mさんはぐいぐい強引に話すタイプだからです。その様子はまるで押し売りのようでした。わたしにはこの営業は出来ないなあ、としみじみ思って見ておりました。


 あっ、でも、黒しまこはMさんに「いつもありがとうございます! とても勉強になりました!」などと言っておりました。だってそれ以外どのように対応すればいいのでしょう? めんどくさいことはごめんです。


 最後にどのようにして辞めたかをお教えしましょう!

 これは無理だと思ったので、辞めたい旨を伝えたところ、華麗にスルーされ、まるでそんなことはなかったかのような対応をされました。


 まずい……!

 しまこは絶対に辞めるのです……!


 仕方がないので、「風邪を引いて休みます」から休み続け辞める、という最低の手段をとりました。だって、話し合いしてくれないもの、そういう辞め方しか出来ないじゃない? ね?


 くす。




      了

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黒しまこのつぶやき――某保険会社勤務編 西しまこ @nishi-shima

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