5.まだまだ書きたいことあるけれど、この辺で
六千字とは短いものですね。
他にもいろいろおもしろいことがあったのですが、字数制限があるので、あと少しだけ。
わたしの上司の下についた新人は次々に辞めて行きました。
わたしの前に二人辞めていたので、わたしが辞めたことはかなり痛手だったはずです。評価がすごく下がったと思います。ゆえに、恨まれているだろうなあ、ということは容易に想像出来ました。
だけど、オンライン同行は不評だし、実際同行してもらっても、感触がよくないことばかりでした。わたしだけが接していたときは、いい雰囲気で話せていたのに、Mさんと行くと、すーっと心のシャッターが下りるのが分かるのです。それは、わたしがほんわかタイプであるのとは対照的に、Mさんはぐいぐい強引に話すタイプだからです。その様子はまるで押し売りのようでした。わたしにはこの営業は出来ないなあ、としみじみ思って見ておりました。
あっ、でも、黒しまこはMさんに「いつもありがとうございます! とても勉強になりました!」などと言っておりました。だってそれ以外どのように対応すればいいのでしょう? めんどくさいことはごめんです。
最後にどのようにして辞めたかをお教えしましょう!
これは無理だと思ったので、辞めたい旨を伝えたところ、華麗にスルーされ、まるでそんなことはなかったかのような対応をされました。
まずい……!
しまこは絶対に辞めるのです……!
仕方がないので、「風邪を引いて休みます」から休み続け辞める、という最低の手段をとりました。だって、話し合いしてくれないもの、そういう辞め方しか出来ないじゃない? ね?
くす。
了
黒しまこのつぶやき――某保険会社勤務編 西しまこ @nishi-shima
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
うたかた/西しまこ
★87 エッセイ・ノンフィクション 連載中 132話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます