ラブコメなら他所でやれ！

僕は、早々と理解していた。
自分が、『僕』という物語の主人公ではないことを。そして誰かの物語の『モブ』であることを。
だから、せめて他の物語を邪魔しないよう、モブである事に誇りを持って生きていこうと考えていた。
それなのに……。


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だいぶ以前に途中まで書いていたお話をカクヨム2024の短編部門に出そうと手直ししてみましたが、到底1万文字には収まりませんでした。
少し長いので分けて公開していますが、完結してますのでご安心ください。楽しんでいただけると幸いです。