熟練おっさん冒険者、新人ロリっ子魔法使いの煽りを受けて指導者になる。～解呪の旅路～

　引退宣言をした。おっさんの体じゃ、もう体力の限界だ。「この依頼を最後にしよう」と心に決め「先代たちのようにカッコよく辞めてやる」と自分の階級よりも程度が低い依頼に向かう。

　道中、幼い魔法使いが多数のコボルトに襲われていた。体力や筋力、肺活量、性欲にいたるまで衰えまくったおっさんの体に鞭打って大剣を振るう。
　内心、カッコよく女の子を助けて過去の栄光に少しでも浸りたかったのだ……。

　ひょんなことから見た目がロリっ子なのに成人している新人魔法使いの初依頼に指導者として同行した。それにも拘らず、ロリっ子に男の沽券をなじられて落胆する日々……、何度捨ててやろうと思ったか。

　ロリっ子のせいで死にかけて呪われて最高に苦しんだが……大きな夢を拾った。
　熟練おっさん冒険者が冒険者をカッコよく…続きを読む