切ないけどリアル感

途中、何度もため息をつきました……。
私が高校生の時、バンドをしてた同級生が学園祭で演奏していました。とても上手だったので卒業後は音楽をするために上京しました。しかし数年後、赤ちゃんができて結婚するために地元に帰ってきました。この小説を読んでいるとそれを思い出します。
なにが正しいとかなにが悪いとか、どの判断が正解で不正解で、なんてものはないんですよね。
青春のがむしゃら感とか、夢との折り合いとか、そういった切なさや無邪気さが入り組んだような小説でした。
ため息がでるのは、私が高校時代が思い出になっている年代だからでしょうか。
高校生や大学生が読んだらまた別の感想を持つかもしれませんね。

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