少年トビー

この小説を読んでいると学生時代の友だちを思い出します。
彼女は先天性の病気で生まれた時から盲目でした。
でもとても明るくて優しくて穏やかで、卑屈さなど一切感じさせない友だちでした。
ふと込み入った話になった時に「最初から見えてないから、途中から見えなくなるよりマシかな」と言っていたのを思い出しました。
この小説を読んでいると、その時の友だちの台詞を思い出しました。
まるで映画を見ているような気持ちになるお話しです。映画ですので一気に読むことをおすすめしたいです。

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