シリアス系ですがスッキリ。でも一万字以内とは思えない密度。そんな小説です。複雑な設定ですが場面展開がスッキリしているので置いてきぼりになることはなく、また心地よい読後感でした。それなのに密度もある。満足感を持てる短編です。ぜひ。
死を決意した少女とたすけようとした少年。ねじれ、離れ、また近づいて。二人が手にした聖夜の奇跡とは—— 誰かを本気でたすけたいと思ったとき、運命というやつが動くのかもしれません。