一言で言えば、ぶっとんでいます!

※現在連載中の最終話(第55話駿我雅隆14)までを読んでのレビューとなります。

まず物語の書き出しがもう最高に「そそり」ます……!
おどろおどろしい雰囲気に、思わずグッと気持ちが前のめりになるのを自覚しました。
「ああ、これは読まざるを得ない……! この謎は謎のままで放っておけない! これは気持ちが落ち着かない!」
そう覚悟しました……。

一言で言えば、ぶっとんでいます!
どう転がっていくか見当もつかない不穏さを抱えて、物語は加速していきます。
これは……、作中作? いやめくるめく群像劇? 景色を幾度となく変えながら伽藍の列車は疾走を続けます。
性愛に関する記述は多く、自分の中の常識は覆され何度も驚かされます!

そして今まさに――。
作者自身が広げた大風呂敷、それをきれいに畳む様子を、いち読者として、見ているところなのかもしれません。

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