格調高い語り口で美少年好きの変態をどっぷり描く名作

少年を愛する自称変態忠嗣。エリート街道を進んでいたはずが性癖が災いして国立図書館に流刑され、怠惰な生活を送っていた。

そんなある日、運命の出会いを果たす。見目麗しい美少年と出会い、恋に落ちたのである。

美少年の出会いをきっかけに、毎週金曜日奇妙なサロンに加わることになった。そこに集まる連中は癖が強く、持ち込まれる話題も奇妙奇天烈。

格調高い語り口で、変態・エロ・グロを愉快に描き出すこの作品。少年が営む書肆の秘密とは、そして態忠の恋の行方は。

名作シネマに浸かるように、蝶番祭(てふつがひ・まつり)ワールドにどっぷり浸かり、物語の行く末を見届けようじゃありませんか。

その他のおすすめレビュー

堀井菖蒲さんの他のおすすめレビュー373