概要
あなたは私の記憶です。 これからは、あなたが私の新たな記憶です。
「母のようにはなりません。私はあなたとともに生活するのを選びました。
いつもあなたとともにいます。いいでしょう?」
「朝から晩まで二十四時間、私の傍にいるんですか?飽きませんか?」
「飽きないと思います。あなたは私の記憶です。
これからは、あなたが私の新たな記憶です。
なぜなら、由美は私。私は由美子ですから」
由美は笑顔でそう言った。
「由美子か?」
「はい、今は・・・」
やはり思ったとおりだ。由美子は亡くなったが、由美子の心は由美の中で生き続けている・・・。いやそうではない。由美と由美子は別な存在だ。いずれ由美だけになる・・・。私はそう思った。
いつもあなたとともにいます。いいでしょう?」
「朝から晩まで二十四時間、私の傍にいるんですか?飽きませんか?」
「飽きないと思います。あなたは私の記憶です。
これからは、あなたが私の新たな記憶です。
なぜなら、由美は私。私は由美子ですから」
由美は笑顔でそう言った。
「由美子か?」
「はい、今は・・・」
やはり思ったとおりだ。由美子は亡くなったが、由美子の心は由美の中で生き続けている・・・。いやそうではない。由美と由美子は別な存在だ。いずれ由美だけになる・・・。私はそう思った。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?