真実味のある、奥行きのある世界観

勇者と魔王、聖女がいるファンタジー世界で、人と魔族がいて……、と、いうよくある話を、なんとなんと微生物の観点から切り込んでいるのがこの作品。

真実味のある世界観や、そこに暮らす人々の考え方、社会的軋轢の原因などなど、とても深く奥行きのある作品です。

登場キャラクターもかわいらしく、かっこよく、私は主人公のモルゲンが推しです。

微生物についての科学的な話、種族間の軋轢の社会的な話、キャラクターのゆかいなかけ合いが交互にでてきて、読み味のたくさんある小説です。

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