一気読みしてしまう程に戦争の悲惨さ、そして戦争によって翻弄される人々が抱く悲しさ・苦しさ・辛さが突き刺さりました。戦地に赴く男性だけではなく、女性も想像に絶する程辛く悲しい思いをして生きていたんだと本当に思い知らされるお話です。言葉を失う程に酷いでしょう?悲しいでしょう?……でも、これが戦争なんですよ。と、言われている様な気がします。だからこそ本当に心に刺さる話です。二度と戦争なんて起こしてはいけない、二度とこんな惨劇を繰り返してはいけない。本当に強くそう思いました。
ポツダム宣言受諾から日本が降伏文書に調印するまでの間の空白に、「日本」ではなくなった場所で何が起こったか。「日本」の端の片隅にまで、私たちはいつまでも目を向けていなければなりません。
このレビューを書いているのは八月十五日。終戦の日だけども、最近はあまりTVでもちょっとだけ扱われる感じでしょうか。この日に限ったことではありませんが、このご時世、自国のリアルな過去の出来事に目を向けてみることも良いのでは。多くの方に読んで欲しい作品です。
このお話を知れば、今のウクライナの戦争がまた違った見え方をするのではないでしょうか?今も日本にはたくさんのロシア支持派がいます。彼らこそこのお話を読むべきです。
実際にたった今も世界では戦争が起こっているのに、私はアニメの戦争しか知らないのです(私だけですか?)戦争の惨さを、生きぬいた体験をもっともっと語って欲しい私は第三次世界大戦で死にたくない、人類の業で自滅するのに巻き込まれたくない、私はもっともっと自由にのびのびと生きたいどうすれば最悪の事態を免れるのか歴史は繰り返すというなら、そこから学んでいくしかないのです貴重な体験談をありがとうございました
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(547文字)
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