暖かい夜と冷たい朝

太陽の光を受けて

まだ残る暖かな夜


静かに暮れゆく夜の冷気を残せば

肌に染み込む冷たい朝


冷夜の暖かな中で

煙草に火を付けようとすれば

風に消えるライターの炎に

全ては焼き尽くされたと


悪夢にうなされた朝は

嫌悪の思いは捨て去られたと


夜に朝に占うような生き方を

どれくらい続けて来たのであろうか


それでも

冷たい大地から遠く

新たな力は両足から届き


光は注がれるものだと

此の体から希望を空に向けて飛ばせば


眠りについた魂が

そっと肉体に息を吹きかける

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