生真面目に足りないものはひとつだけ ほんの少しの「自信」なのだぜ

 生真面目が過ぎる主人公マチコさんは、32歳独身、仕事はいわゆる「食堂のおばちゃん」で、結婚に縁がなく現在婚活真っ只中の女性です。
 もうね、マチコさんはほんと真面目。真面目がパリッとした服着て歩いてて規則正しい生活してるってなもんで、冗談のひとつも言わないくらいの生真面目さです。そんな彼女ですが、ある意味真逆とも言える男性と出会います。
 それが白南風くん。彼はなんというか自信の塊みたいな男で、イケメンかつ将来性有望で、彼と知り合う女性はみんな彼に落ちてしまうくらいのハイスペイケメン。ただし言動がちょっと軽いというかなんというか、とにかくマチコさんとは対極に位置するような男です。

 この物語はそんな二人の恋模様……なのですが、もうとにかく二人とも素敵で、とくにマチコさんが素敵過ぎてもうね! 幸せになってほしいと応援すること請け合いなんですよ!
 ジレジレな恋愛というよりはズレズレな恋愛、どうかご照覧あれ!

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