夜の妃はまだ恋を知らない

※性描写と暴力描写というか、性描写が暴力描写です。ご注意ください


義母とその兄に虐げられて暮らす貴族令嬢・計都（ケイト）は、義妹の後宮入りと引き換えに、政争に破れ国の守護神「夜の王」として祀られるため処刑された廃太子の冥婚相手に差し出された。元より短命の業を負った計都は諦めて運命を受け入れるが、毒を呷った七日後、「夜の后」となるべく現世の陰・隠世で目覚める。夫となった廃太子・侑悧（ユーリ）は計都を溺愛し、「ただ傍にいてくれるだけでいい」と言うが、計都は自分なりに、「夜の后」としての役割を模索し始める――――

これは、現世で命運尽きた二人の、終わりと始まりの物語。


七話＋αで取り敢えず完結です。