魔法師の祝祭～例え世界を敵にまわしても味方でいたい～

魔法師になったばかりのフラン。彼女は幼い頃、将来を誓い合った幼馴染・シリウスとの約束を果たすために、王都を目指していた。

しかし、王都に入る直前、旧・王立魔法師団に所属していた元魔法師・ルウに出会った。そこで知らされたのは、王都で待っているはずのシリウスは国王殺しの犯人として現在指名手配されているということ。

優しく、約束を破らないシリウスに一体何があったのか。

同じく王都を目指していたルウと共に、フランは魔法師である証拠にもなる杖を持ち使い魔を連れてシリウスに関する情報を集める。

途中、現・王立騎士団団長のアルタイルを退治しても、多くの情報を得ることができるようになった彼女は、国王殺害の犯人はシリウスではないと信じて進む。
魔法師だからやらねばならない責務や、力を持つからこそ抱える…続きを読む