本当にあり得ない世界の絵空事と、あなたは言えますか?

もうとにかく、読んでくださいとしか言いようがない。
確かにこの話は、現実にはいくら何でもあり得ないものである。
あるかもしれない、ではない。あり得ないものである。
ちょっとしつこく述べたが。

だが、ここで起きている様々な人間模様は、本当に、本当に、
決してあり得ない絵空事と言い切れるだろうか?

形を変えて、この世で起きていることばかりではないか。
私には、そんな気がしてならない。

今ふと、私自身が思ったことを一つ。
私はこの6年間にわたり、過去の自分自身の周辺で起きたことを、こちらカクヨムでの公開に限らず、自己出版による書籍化も含めて、詩や小説という形で書きまくっています。過去の題材をフィクションにしているとはいえ、過去に自分と接点があった人を厳しく断罪しているような描写も少なからずあります。
実は、私が今やっていること(=執筆から出版に至る全般を指します)も、この作品の主人公である悪党らと同じ側面があることにも気づかされます。

読んでいて、確かに恐ろしさも感じます。
いくらなんでもそれはないだろうとも思うその一方で、かすかながらも清涼感さえ感じるのは、気のせいとも思えないのです。
その正体を、探ってみたいですね。

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