これから《幽霊》は悪魔と人間の探究を見守るだろう


SFと伝承の組み合わせ、というキャッチコピーの通りのお話でした。

参考文献をのぞけばたった一話の短編でしたが、大変読み応えがあります。

かなりサイエンス・フィクションの「サイエンス」要素が強く、会話劇になっているのですが、それがまた、かすかに幻想的な雰囲気になっていると思います。
小さなプラネタリウムの中に、誰もいない小さな水族館の中にいるような心地になれます。

あいにく当方にやサイエンス系列の知識があまりなく、作り込まれている、という感覚でしか判断できませんが、
クリストファー・ノーランの傑作『インターステラー』を見た時のような感動が指にきます。

大変素敵な作品を読めて非常に光栄です!
今後も応援しております。

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