概要
癒しなし・ワケあり令嬢は冤罪で始まる計略結婚で、死神騎士から溺愛される
冤罪を掛けられた一人の令嬢が、辺境の地へと送られた。
追放された彼女の名はエリーゼ・フォンタール。王族が神殿に囲い、聖女や神官の地位を与えて庇護する「癒し」の異能を持つ一族の一人だ。
ただし彼女は直系唯一の無能力者だった。
「癒しの力のないわたしでも、きっとわたしだからできることはあるはず」
そう前向きに生きる彼女だが、社交界では「遺骸と褥を共にするネクロマンサー令嬢」との不名誉な二つ名で呼ばれている。お陰でまともな恋の一つも出来ないエリーゼは、今日も心の中で血を吐く叫びを上げるのだった。
「わたしは同衾なんかじゃなく、まず恋がしたいのよ―――!」
――と。
ところが護送された辺境の地で待ち受けていたのは、冤罪事件が係わる陰謀を阻止するための「婚姻」。
しかもお相手は「死神騎
追放された彼女の名はエリーゼ・フォンタール。王族が神殿に囲い、聖女や神官の地位を与えて庇護する「癒し」の異能を持つ一族の一人だ。
ただし彼女は直系唯一の無能力者だった。
「癒しの力のないわたしでも、きっとわたしだからできることはあるはず」
そう前向きに生きる彼女だが、社交界では「遺骸と褥を共にするネクロマンサー令嬢」との不名誉な二つ名で呼ばれている。お陰でまともな恋の一つも出来ないエリーゼは、今日も心の中で血を吐く叫びを上げるのだった。
「わたしは同衾なんかじゃなく、まず恋がしたいのよ―――!」
――と。
ところが護送された辺境の地で待ち受けていたのは、冤罪事件が係わる陰謀を阻止するための「婚姻」。
しかもお相手は「死神騎
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