概要
〖祝·620PV!〗─―母様。私、行ってくるね。
───かつて、まだ人々が神を信じ、祈っていた時代。とある新月の夜、誰も知らない鳥居の下に7歳の女童を連れた母親がいた――――――。
結音(Yuine)さんの自主企画に参加させていただきました。〖わらべうた〗の中でも《とおりゃんせ》に注目して書かせていただきました!
結音(Yuine)さんの自主企画に参加させていただきました。〖わらべうた〗の中でも《とおりゃんせ》に注目して書かせていただきました!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!『通りゃんせ』に潜む、やるせなさや救い。ちょっとした神秘を感じる物語
題名の通り、本作はわらべうたとして知りとぞ知る『通りゃんせ』を題材とした作品。様々な地方の方言が入り乱れていてどこで生まれたのか不明だったり、そもそも歌がいつできたのかも諸説あるという…。そんな謎だらけの『通りゃんせ』を独自の解釈のもと掌編としてまとめ上げたものです。
登場するのは母と娘。ある日、鳥居の前にやってきた2人は鬼の面を被った男と相対する。彼は言った。『贄をこちらに』と─。
物語全体を包む、重く薄暗い雰囲気。ですが、ホラーのような気味の悪いものではありません。どこか救いようのない、退廃的な、と言いましょうか…。とにかく、やるせなさをかんじるさくひんでした。少なくとも「怖い…続きを読む