不触(ふしょく)

 腐食には不触。つまらぬ駄洒落で恐縮だが、まさに触らぬ神になんとやらか。

 誰もが思いつけそうで思いつかない題材であり、まずその点に感心した。しかも、現代に至るまでとぎれることなく受け継がれている発想ではないかと強く感じてもしまう。

 必読本作。